歯科矯正子供
子供の時に見た不思議な光景を思い出します。口の中に金属ようなものを入れている同級生がいました。
当時は何なのかわかりませんでしたが、成長するうち知りました。歯列矯正ですね。
子供の健康のためにも、成長してからの顔の外見のためにも…実費がかかりますが、歯を動かしやすい子供のうちに矯正をするのがよいでしょう。
子供のうちに歯列矯正を行うと、柔軟なのためか痛みが少なく、費用も少なく、期間も短く済むことが多いようです。
特に早い患者は、数か月間で終わる子供もいます。個人差がありますが、幼い時が全面的に楽です。
概ね小学校に上がったころの子供が矯正をするといいようです。学校で、外見を元にいやな言葉を投げかけられたり、イジメまがいな目に合わないかと心配でしょうが、今は心配は必要ありません。
ブリッジと呼ばれる金属の装置が以前使われましたが、今は目立たない新しい器具があります。
透明なプラスチック製のものや、針金のような器具を歯の裏側から装着する方法、夜休む時だけ装着する物などです。
今は歯科医療も進み、子供専門の小児歯科もありますし、矯正専門の歯科もあります。
歯科医院が乱立し競争となり、かなり厳しい時代になっていると聞きますので、このように専門分野・得意分野を掲げるのかもしれませんね。
腕の確かな矯正歯科医を選択すれば、健康な歯を抜歯せずにできる可能性が高いでしょう。
子供のうちなら、医療費控除の対象ともなります。
子供の歯並び
子供のうちに行う歯列矯正・噛み合わせ改善・不正咬合の治療を行うのがよいと、多くの専門家は言います。
百人百様ある患者の症状、個別の症状に沿った治療をするべきです。一人一人成長の速度も異なり、歯の抜け変わる年齢も異なる「個人差」を、親も理解する必要があります。
単に同級生と比較せずに治療を進めましょう。
子供の将来を確実に思い、経済的に余裕があるのなら、子供の歯に詳しい専門の矯正歯科で、古くから北欧などで行われてきた1期・2期にわたる矯正治療を考えましょう。
小学校低学年ごろに行う1期めの治療は、器具を用いあごの骨の不均衡を整えたり、受け口などの不正咬合を治します。骨格の矯正とも言えます。
あごの骨の矯正も含め、いわゆる出っ歯や受け口という不正咬合や噛み合わせの矯正を成長期に始める事は、後の歯列矯正をしやすくします。
上あごの成長は早くに止まりますが、下あごは身体が成長する間は同じに成長します。（このため、子供っぽい顔と成長後の大人っぽい顔の差が出ます）
身体的にも生活にも密着した大切な歯の土台となる部分を、盛んに成長している時に整えるのです。
そして永久歯が生え揃った時期に、2期めの歯列矯正を行います。この時期は思春期に重なる患者が多く、外見を特に気にする頃です。しかし今は、以前のように非常に目立つ器具ではなく、透明な素材のものや歯の裏側に装着する見えにくい器具が生み出されているので、安心して治療を施せます。